学芸員 心得

学芸員の心得

展示会の企画・実施をするための土台となるのが、学芸員の研究・調査活動になります。例えばある村の開発地区からひとかけらの「石」や「木切れ」がす出土した場面を考えてみましょう。

 

これは考古学に興味がない人にとっては、単なる石であり、単なる木切れかもしれません。しかし考古学について熱心に勉強している研究者たちにとっては、古代の人間の生活様式などについて語る、ロマンをかきたてるとても重要な資料ともなりえるのです。

 

学芸員にとってものを大切にする、配慮するといったことの本来の意味は、そのものが持つ存在意義・価値を知り理解するこだともいえると思います。こうした知識や深い理解などが、出土品や美術品を展示したりするうえでもっとも重要な心得となるのです。

 

ものは何も知らず見ているとただの物体にしか過ぎませんが、知識や理解によってそのものに意味を持たせると、さまざまな事柄や新しい情報を雄弁に伝えてくれます。

知識や理解を持って深く見る

 

学芸員のものについての深い知識や理解は、強制的に誰かに教え込まれるような種類のことではなく、自然な欲求によって掻き立てられるようなものでなくてはいけません。

 

誰でも自分の好きなものや人を大切に思うでしょう。そしてそのものや人について深く知りたいと感じるでしょう。こうした「愛情」からスタートした知識や理解というものがなければ学芸員という仕事は務まりません。

 

ものに対する深い愛情があるからこそ、それを大切にしようとする心も自然と生まれてくるものなのです。

 

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