学芸員 適性

学芸員の適性

求められるもの

 

どんな職業でも、その職業に求められる資質や適性があります。学芸員も例外ではありません。

 

学芸員を目指す人は、まず「もの好き」でなければいけません。辞書で「モノ好き」と調べると、「普通の人とは違ったことやものを好む性格。また、その人を指す。」となっています。

 

ここで言う「もの好き」とは、奇妙なものや変わったものが好きだということではなく、本人が関心を持ったものの事です。具体的には、絵画や彫刻などの美術品、古文書や土器、民俗資料などの歴史的資料だけでなく、写真・映画・漫画・陶芸・音楽・動物や魚・植物なども含まれるでしょう。

 

コンピュータやソフトウェアなども今後、美術館・博物館の扱う資料・作品として並べられる時代も来るかもしれませんね。

 

さまざまな博物館・美術館

 

博物館・美術館で取り扱う資料も多種多様になってきました。「日本博物館総覧」では、施設が所蔵している作品・資料に応じて、総合博物館・歴史博物館・美術館・科学博物館・動物園・水族館・植物園・動植物園といったように、呼び名を分けています。

 

またこのように大分類した施設をもっと細かく見ていくと、さらにまた個性的な特徴を持つ施設があることが分かります。例えば、音に関係する施設では、「武蔵野音楽大学楽器博物館」や「オルゴールの小さな博物館」などです。また乗り物に関係する施設も存在します。

 

東京都品川区にある「船の科学館」や愛知県にある「トヨタ博物館」、東京都港区にある「自動車文化センター」などです。さらに子供用のおもちゃに関する施設もあります。横浜にある「人形の家」や東京都中野区にある「おもちゃ美術館」などです。

 

このようなたくさんのものの種類に応じて、そのものと向き合う人間が必要となります。これが学芸員だと言えるでしょう。ものの世話は、好きでなければ続きません。関心を持ち続けることが大切なのです。

 

博物館・美術館は一過性のイベントを企画する会社とは異なり、文化的価値の保存と伝達をすることが目的となりますから、その場所でものと向き合う学芸員は、そのものに対する関心を持ち世話を続ける愛情が求められるのです。

 

ものに対する愛情

 

学芸員を目指す人は、まず自分がどんなものに感心を持っているか、自己観察してみると良いでしょう。そしてそれを、どれくらい深く好きなのか問いかけてみて下さい。

 

もし考えても好きなものが思いつかないのであれば、自分がどんなものに関心を持ち興味があるかを考えながら、ものとの出会いを大切にしていくと良いでしょう。

 

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